2017年05月24日

大学院受験対策用統計の勉強法

 山崎です。

 5月も後半になり、ずいぶん暑くなってきました。今日はあまりの暑さに今年初めて教室でも冷房を使いました。

 さてさて、先週の授業では統計が勉強範囲でした。

 統計は苦手、という受験生は多いですが、どうやって勉強すればよいのかはなかなか難しい質問です。
 もちろん、統計の知識も理想的には熟知しているべきです。大学院に入ってから、先行研究を読んだり、調査をするときに統計は必ず必要になります。(また大学院修了後に待っている臨床心理士資格試験でも統計の問題は少し出題されます)。

 しかし「大学院合格」を目標とした場合、統計が苦手という受験生が多大な時間をかけてでも絶対に理解すべきかというと、予備校の立場としては悩むところです。

 というのも、統計の問題は、ほとんどの大学院では用語説明で1問出るかどうかです。もしも、自分の志望校では大学院入試では統計があまり出ないという場合には、少なくとも大学院受験の勉強ではそれほど統計の勉強に力を入れなくてもいいかもしれません。

その一方で、必ず統計に関する論述問題が出題されるようなところもあります。
 
 ですので、統計が苦手!という受験生は、まず志望校の過去問を見て、統計に関する問題の出題頻度と難易度をチェックするのがいいでしょう。

 あまり統計の問題が出題されていないようでしたら、それほど統計の勉強に力は入れず、ほかの頻出領域の勉強に時間を割いた方がいいかと思います。特に、何回読んでも分からないという統計知識はこの際捨ててもよいかもしれません。

 とはいえ、統計の知識はすべて捨てる!というのは望ましくありません。
 食わず嫌いをしているだけで、ちゃんと読めば理解できるような統計知識もあります。受験生は、統計に関する用語をピックアップして、これなら覚えられそう、これはどうあがいてもちょっと覚えられそうにない、に統計用語を仕分けして、覚えられそうな知識だけでもしっかり説明できるように準備しておくといいですね。

 ただ、先に述べたように統計の知識は大学院入学後に必要になります。
 大学院に合格してから、入学までの間にじっくり統計の勉強に取り組んでほしいなと思います。

posted by 山崎 at 00:38| Comment(0) | 日記
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