今日は「心理臨床とイメージ」という授業を見ました。
ユング心理学の授業なのですが、今回の内容は昔話やおとぎ話などで出てくるイメージをユング心理学の観点から解釈するというものでした。
私はユング心理学はあまり得意ではないのですが、とても分かりやすくて面白い授業なので、これからも引き続き見ようと思います。
ちなみに、佛教大学大学院の試験では、臨床事例などをユング心理学的観点から解釈することを求めるといったかなり難易度高めというかマニアックな問題が出題されています。
こういった問題の対策としては、まさにこの授業のテキストやユング心理学者の書いたテキストを読んで、解釈の仕方のコツを勉強するといいですね。
例えばこんな本がおすすめです。
『心理臨床とイメージ』
心理臨床とイメージ (放送大学教材)
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小野 けい子 佐藤 仁美
放送大学教育振興会
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これがまさに上記の授業のテキストです。
『昔話の深層 ユング心理学とグリム童話』
昔話の深層 ユング心理学とグリム童話 (講談社プラスアルファ文庫)
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河合 隼雄
講談社
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河合 隼雄氏の著作は読みやすいのでぜひいろいろ読んでほしいです。
『生きにくい子どもたち―カウンセリング日誌から』
生きにくい子どもたち―カウンセリング日誌から (岩波現代文庫)
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岩宮 恵子
岩波書店
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この本は受講生の方から借りて読んだのですが、ユング派の著者による子どもの心理臨床の2つの事例について語ったものです。ユング派の臨床ではこういう風に考えるんだなーと思いながら読みました。著者の文章力が高く、カウンセリングの終結部ではちょっと感動してしまいました。
授業で、時々フォン・フランツというユング心理学者を引用していましたが、この人はチューリヒのユング研究所の共同設立者なんですね。
童話についての分析心理学を行っていたそうですが、またこの人の本も読んでみたいです。