2014年02月12日

これから受験勉強を始める人が4月までにやっておくべきこと

こんにちは、山崎です。
先週から今週にかけて大学院入試が多くの大学院で行われています。
すでに入試が終わった人はお疲れ様でした。これまでの受験勉強の疲れをゆっくり取ってくださいね。
これから入試を控えている人は、体調に気を付けてベストコンディションで最大限に実力を発揮してきてください。

さて、今年の秋受験や来年度の春受験を目指す方の多くは4月から本格的に受験勉強をスタートさせる予定だと思います。
うちの塾もそうですが塾に通って勉強するのも4月開始が多く、また独学の場合もなんとなく気分的に「4月から頑張ろう!」となることが多いのではないでしょうか?

その4月からの受験勉強をよりスムーズなものとするために、余裕のある人はぜひこの23月のうちに以下の2つをしておくことをおすすめします。

○心理学の概要を把握する
 実際の受験勉強では専門用語の定義を暗記したりとかなり細かく覚える必要がありますが、その前に心理学の全体的な概要をざっくりでよいので押さえておくと効果的です。
特にこれから初めて心理学を勉強するという方には、塾などで基礎から心理学を勉強するとしても、事前に概要を把握しておくと知識の定着もしやすくなります。
心理学の概要を理解するおすすめの書籍としては、専門的な心理学入門ではなく、一般向けの心理学の本で十分です。

例えば、カラー版徹底図解 心理学―生活と社会に役立つ心理学の知識
などの一般向けにイラストや図などを用いてわかりやすく説明した心理学の本でまずは全体を概観するとよいでしょう。



○英文法の復習をする
心理英語の勉強というと、ヒルガードのintroduction to psychologyなどの心理学の英文を読んで勉強するのが一般的ですが、その前にできれば英文法の復習をする時間を取ってほしいと思います。
というのも、やはり英語の文法や英文解釈の基礎的な力がないと、どれだけ英文をたくさん読んでもなかなか英語の実力が向上しないからです。
なんとなく英文法の基礎は分かっているつもりの人でも、ぜひ英文法の復習をしてください。

私が受講生の人に一番おすすめしているのが「富田の英文読解100の原則」です。
以前ブログで紹介した記事はこちらです。

英文読解100の原則

上記の本が難しいと感じる人には「宮崎英文解釈講義の実況中継」をおすすめしています。



 2月3月は、受験をのための基礎体力づくりの期間と考えぜひ上記の記事を参考に4月からの本格的な受験勉強の準備をしてくださいね。

posted by 山崎 at 10:56| Comment(0) | 勉強法

2013年07月26日

文法を意識して英語を和訳する

こんにちはー、山崎です。
名古屋は先ほどまでゲリラ雷雨でした!

さてさて早速、大学院合格のための3つのコツのラスト1個について説明します。

最後の1つは

○英文法に則って英語を和訳する

です。

英文法に則って英語を和訳するというのは、

主語はどこまでか
動詞(述語)はどれか
andでつながっているのはどことどこか


という文の構造をちゃんと理解して訳すことです。

皆さんは、英語の勉強をするときに文法を意識して和訳をしていますか?

英文法は分からなくても、なんとなくちゃんと和訳できてるよーという人もいるかもしれませんが、
その場合は往々にして

「もともと読んでいる英文の内容の知識があるから」

という場合が少なくありません。

もともと日本語で知っている内容であれば、確かに文法を頼りにしなくてもそれなりに筋の通った日本語に和訳できるでしょう。

ただし、大学院受験で出題される英文が必ずしもあなたの知っている内容だとは限らないのです。というか、確かに心理学のジャンルの内容ではあるものの、まったく聞いたことのない内容の英文が出題されることの方が確率は高いでしょう。

そして、もし試験で出題される英文の内容が一体何を言っているのか分からなくてもとにかく和訳をしなければならない、という状態もありうるということを覚えておいてほしいと思います。

限られた時間の中で、内容もなんだかよく分からない英文をとにかく読み進めるのは大変厳しいものです。

てんぱってしまって、分からない英単語の意味を辞書で引き引き、とにかく単語の意味から推測して英文を和訳する、そんな受験生も多いかと思います。
でも、文法を無視して英単語から推論して英文を訳すやり方は、とくにその英文の内容が分からないときは非常に危険です。おそらく全く本来とは違った意味の和訳ができあがっているでしょう。

そんなときでも、英文法の知識に基づいて丁寧に和訳をする訓練ができている人は強いです。
ちゃんと主語はどれか、動詞はどれかを意識しながら訳すことができるので、実際には本人にもどんな内容なのかはっきり分からなくても、できた和訳はそれなりに意味の通るものができているはずです。

ですので、日ごろから英語の勉強をするときは「なんとなく」和訳をするのではなくて、主語は何か、述語はどれか、など文法を意識しながら和訳をするように訓練をしてください。
日々の訓練の積み重ねのみが合格確率を高めてくれます。


posted by 山崎 at 16:42| Comment(0) | 勉強法

2013年07月22日

英語の得点が合否を左右する

こんにちはー、山崎です。
今日も暑い!です。

さてさて、合格するためのコツの2つめについて今回は説明したいと思います。

二つ目は

○英語の実力は合否に影響する

です。

これまでにも何度も取り上げていると思いますが、
一般入試の受験の場合、英語の実力のある人が合格しやすい傾向があります。

というのも、心理学の得点はちゃんと受験勉強をしていればそれほど受験者間で得点に差はないと思われます。
簡単な問題はみんなできるし、難しい問題はみんなできない。その中間ぐらいの問題でできるかできないかに多少開きができるぐらいだ、と考えていいかと思います。

しかし、英語の得点に関してはかなり得点に開きがあります。
できる人は高得点を取りますが、苦手な人は本当にできません。

そのため心理学で平均そこそこの得点でも、英語が得意な人はそこで得点を稼ぎますから、合計点が人より抜き出る(=合格する)ということになります。

実際、合格者の人の傾向には

・心理学
絶対にできないといけない基本的な問題は確実に回答するものの、マニアックな難易度の高い問題は回答できていないことが多い。
特別めちゃくちゃ心理学ができたというよりも、基本を押さえてそこそこの点数が取れていたという人もたくさんいます。

・心理英語
最後まで回答している。
自己採点70〜80点

という印象があります。

ですので、心理学を勉強するのはもちろんですが、英語も手を抜かずに勉強してください。
特に文法が苦手な人は、絶対に文法のおさらいをしてから、心理英語の勉強に進んでほしいと思います。
文法がなぜそれほど重要なのか、という点については次回に説明したいと思います。

posted by 山崎 at 16:26| Comment(0) | 勉強法

2013年07月20日

解答用紙は何がなんでもすべて埋める!の心意気で

こんばんはー、山崎です。
さてさて、先日椙山女学園大学大学院の合格者からのお話を聞いて
改めて認識した合格するための3つのコツについて解説します。

今日は

○解答用紙は全部埋める

について説明します。

受講生の方から試験の様子としてこんなエピソードをよく聞きます。

「私の前の受験生の人は、試験開始してそれほど時間がたってないのに鉛筆が全く動いてなかった。」

「試験が終わって回答用紙を回収する時に、たまたま他の人の回答用紙が見えたけど半分以上白紙だった」

などなど。
上記のようなエピソードをかなり頻繁に聞きます。

なぜ試験早々鉛筆が動かないのか。ほとんど白紙の状態なのか。
その理由として2つ考えられます。

1.受験勉強をほとんどせずに受験した
→もちろん、受験勉強はばっちり!と自信満々の人はまずいないと思いますが、
ほとんどまともに受験勉強をせずに軽い気持ちで受験をする人も意外といるようです。
単なるラッキーで合格するほど大学院受験は甘くありません。
受験料ももったいないですから、それなりに受験勉強をしてから試験に臨みましょう。

2.問題を見て「できない」と思った瞬間回答するのをあきらめた
→これもよくあるパターンです。
問題を見た瞬間「終わった…」と思うことがあるかもしれません。
しかし、実際にはここからが勝負と言っても過言ではありません。
「あーこれはもう無理」と思ってその問題を何も書かずにいたらその問題は確実に0点です。

大事なことなのでもう一度言います。
答案は何も書かなければ確実に0点になるのです。

しかし、とにかく何か書けばもしかすると部分点がもらえるかもしれません。
特に、論述問題については頭をひねれば関連しそうな知識や考えが出てくるはずですので、
絶対にあきらめずに書いてほしいです。
合格した人の話を聞くと、ほぼすべての人が「よく分からない問題も、とにかく書いた」とおっしゃっています。
こういったガッツも実は地味に得点に利いているのではないかと思います。
(もちろん理想的にはちゃんと知識があるのがいいんですけどね)

そんなわけで、受験生の人はどんな問題が出てもとにかく回答を埋める!という心意気で試験に臨んでほしいと思っています。

posted by 山崎 at 20:58| Comment(0) | 勉強法

2012年08月09日

来談者中心療法の勉強ポイント

おはようございます!山崎です。
相変わらず暑い!ですが、最近風が涼しい日も多くなってきましたねー。

さて、昨日は夏期講座心理学の第2回目でした。
昨日の勉強範囲は来談者中心療法と遊戯療法。
この2つはどんな大学院でも出題頻度がかなり高いですね。

来談者中心療法といえばカール・ロジャーズ。
来談者中心療法といえばカウンセラーの3つの態度。

ですが、

このあたりについては受験生の皆さんもよく知っている基礎知識だと思います。

確かに、カウンセラーの3つの態度などはよく試験で出題されますが、それはできて当たり前。来談者中心療法はもっと詳しくしっておく必要があります。

特に覚えておいてほしいのが、ロジャーズの自己理論です。
これはいわばロジャーズの人間観でもあり、来談者中心療法の基礎となる理論です(ここでは詳細は説明しませんが、ぜひ調べておいてください)。

心理療法には必ずその根本には、その心理療法を支える人間観があります。例えばそれがロジャーズの場合は実現傾向であったり、フロイトの場合は無意識の性的衝動だったりします。

こういった人間観は試験で出題される可能性があるということはもちろんですが、人間観を知ることでその心理療法をより深く理解することができます。

ぜひ心理療法を覚える際には、「この心理療法の人間観は何かな?」と少し調べる時間をとってほしいと思います。
posted by 山崎 at 09:17| Comment(0) | 勉強法