2016年09月19日

間違えやすい単語effectとaffect

こんばんは、山崎です。

秋受験シーズン真っ只中です。
最近は毎週のように合否の報告があり、ドキドキの毎日です。

さて、心理学の英語を読んでいると、誤訳しやすい単語がいくつかあります。
ありがちなのは、psychological(心理学的な)とphysiological(生理学的な)の誤訳です。
あと、challenge(挑戦する)をchange(変化する)と読み間違えたり…などなどあります。

単語の誤訳をしやすい人というのは、じっくり英文を読んでいない可能性がありますので、そういう人は、自分は誤訳をしやすい方だということを必ず念頭において丁寧に英文を読む習慣をつけてください。

特に、affectとeffectは混乱しやすい単語です。

どちらの単語も動詞と名詞の意味があります。

effectは名詞の意味で「影響」「効果」という意味があります。動詞でも使われることがあるそうですが、その場合「影響する」となります(ただしあまりみかけません)。形容詞はeffective(効果のある)となります。

一方、affectは品詞によって意味が異なります。
動詞で使われている場合affectは「影響する」ですが、これが名詞の場合は「感情」と訳します。形容詞だとaffectiveで「感情の」になります。

特にaffectは、名詞と動詞で意味が違うので要注意です。
affectが名詞で出て来て「影響」と誤訳する受験生はめちゃくちゃ多いです(教室全員が誤訳ということもありました)。
それぐらい間違いやすい単語ですので、逆にこういうところで英語の得点に差がでるのかな、と思いますので、みなさん、しっかり覚えておきましょうね!





posted by 山崎 at 22:22| Comment(0) | 心理英語勉強法

2013年05月25日

制限時間内に正しく英語を読めますか??

こんにちはー、山崎です。
またまたご無沙汰してしまいました。

気がつけばもう5月も後半!そしてなんだか最近暑いです!

さて先週〜今週の英語の授業では、基礎講座も実践講座も復習テストの日でした。
プロロゴスでは、約1ヶ月ごとに過去1ヶ月の授業範囲の復習テストを行い、知識の定着をはかっています。

制限時間もあるのですが、テスト時間中休むことなくひたすら鉛筆を動かし続けてやっと最後まで解くことができるぐらいのかなりタイトな制限時間を設定しています。

実際テスト本番では時間との戦いになりますから、かなり焦って問題を解かなければならないと思いますが、そんな時間制限の中で速くそして正しく英語を訳すためには、やはり場慣れをしておくことが重要だと思います。

制限時間があるという負荷がかかった状態ではうっかりミスが多発します。
特に英語ではうっかりミスが多くなります。
physioligical(生理学的な)をpsychological(心理学的な)に読み間違えて誤訳をしてしまうといった単語の読み間違えもよくあるミスですが、一番点数に響くのが文法構造の捉え間違えです。これは本当に多いです。

普段はゆっくり考えればちゃんと文法的に正しく訳すことができる英文も、時間に追われると間違えるということがよくあります。

試験本番までには、英文をみたら即座に(自動的に)構文が読み取れるレベルになるのが理想です。

ある程度英語が読めるようになってきたなーと思う人は、ぜひ制限時間を設けて英文を訳す練習をするようにしてくださいね。
posted by 山崎 at 18:20| Comment(0) | 心理英語勉強法

2012年09月14日

英語の勉強法は多読か精読か

こんにちはー、山崎です。
今日から3日間、愛知学院大学で日本心理臨床学会が開催されていますね。
一般公開のシンポジウムもいくつかありますので、近くの方は行ってみると心理臨床をとりまく雰囲気や状況なども理解できると思いますよ。

さて、心理英語の勉強法に関する問題に「多読か精読か」があります。
とにかくたくさん英文を読んで慣れる多読と、限られた英文を丁寧に読む精読のどちらか大学院の受験勉強にはより効果的なのでしょうか。

結論としてはどちらも大事ということにはなりますが、どちらをより重視するかという比重は受験生の現在のレベルによって異なります。

思い出してみると、私自身は大学院の受験勉強の際には、英語の心理学のテキスト(今でいうとヒルガードのintroduction to psychologyみたいな本)をどんどん読み、1冊読了した後は、手元にある過去問の英文をできる限り読んでいた記憶があります(全訳を書くという作業はほとんどしていませんでした)。こういう多読型の勉強のやり方をしている受験生の方もいらっしゃると思います。

多読をするメリットには、

1.いろんな書き手の書き方のクセに慣れることができる
2.速読の練習になる
3.心理学の知識を深めることができる

などがあります。特に試験でかなりの英文を読まなければいけない大学院を受験する人は多読に力を入れる必要があります。

しかし、たくさん読まずに限られた英文を丁寧に何度も何度も繰り返し読む精読を重視した勉強をした方がよい場合もあります。

それは、
1.まだそれほど心理学の知識がない
2.英語の文法や読解法といったそもそもの基本的な英語力が弱い

という場合です。

内容も分からずにどんどん読み進めても、英語そのものは読めていても心理学の知識はやった分ほど身についていないという危険性がまずあります。また、英文法に則って英語を訳せていないのに次々に英語を訳していっても英語を読む実力はあまり身につかないでしょう。


ですので、自分のレベルに合わせて多読と精読のバランスを考えた上で、勉強法を考えてみるといいですね。

英語そのものがちょっと苦手、心理学の知識もまだそれほどではない、という受験生は、まずは精読に力を入れて、1つの英文をちゃんと理解できるまで何度も読み返すという精読の勉強法に力を入れて勉強してください。
posted by 山崎 at 12:49| Comment(0) | 心理英語勉強法

2012年09月13日

『英文読解100の原則』

こういう仕事をしていると、一体受験とは何なのか、また受験に合格する人とはどんな人なのか、そして合格するための効率的な勉強法とは?について考えることが当然多くなります。
もちろん、受験生の人にとっても効果的な勉強法は是が非でも知りたいことだと思います。

私が心理系大学院受験の予備校で心理英語の授業を担当し始めたとき、どうやって教えればよいのか悩んだ時期があります(いや、もちろん今も試行錯誤の段階ですが…)。
そんな時にいくつか大学受験の予備校講師が書いた英文解釈の本などを読み授業の参考にしていたんですが、特に感銘を受けたのが、代ゼミの英語講師である富田一彦氏が書いた「英文読解100の原則」でした。

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これを読むまでも、もちろん大学院生の時に英語の論文を毎日読んだりして心理学
の文章ならばそこそこ読む力はあると自負していたのですが、この本を読んだ後には英語をすっきりと構造で読むことができるようになり、今まで英語は読めると思っていたけれど、ほんとにちゃんと読めていたのだろうか?と思えるぐらいに、富田前と富田後では英語の読み方がかなり変わったように思います。

富田一彦氏は代ゼミのカリスマ講師だそうで、もちろん1年間代ゼミで直接受講した人の中にかなりの影響を受けた人はたくさんいると思いますが、私の場合、直接どんな人か見たこともない人のたった1冊の本で、英語の読み方が変わり、今も私の英語のバイブルになっていることを考えると、富田氏の影響力っていうのはホントにすごいのだなーと感心します。

そんなわけで、この本を読んで以来、ことあるごとに受講生の人にこの本をお勧めしています。
ちゃんと読んだ人にはかなり好評で、英語を読むスピードが格段に上がった、英語の構造が理解できた、という感想をよく聞きます。

ただ若干レベルが高いのか、読み切れない、という声を聞くこともあります。
この本の読み方は、最初の1ページ目から順番にちゃんと理解しながら読み進めることです。英語と解説を照らし合わせて、理解できるまでじっくり読むことが理解力を高めてくれます。

やはり心理英語とはいえ、英語そのものの基本的知識がしっかりしていないとどれだけ得心理学の知識があっても上達は見込めません。

英語の基礎をやっている時間なんてない!と思っている人も視点を変えてぜひ英語力の基礎固めに手に取ってほしいと思います。

posted by 山崎 at 10:41| Comment(0) | 心理英語勉強法